赤ちゃんが成長して動きが活発になると、おむつのサイズ選びに悩むことが増えますよね。特にLサイズへの移行時期は、ハイハイやたっちが始まり、おむつの「漏れにくさ」や「動きやすさ」が非常に重要になります。
数あるブランドの中でも、圧倒的な支持を集めているのが「パンパース」と「メリーズ」です。どちらも高品質ですが、実は形状や得意とする機能には大きな違いがあります。サイズ感の微妙な差が、使い心地を左右することも少なくありません。
この記事では、パンパースとメリーズのLサイズを徹底比較し、それぞれのメリットや適した体型について詳しく解説します。3歳までのおむつ生活を快適に過ごすための、最適な1枚を見つけるヒントとしてぜひ役立ててくださいね。
おむつ選びで最も重要なのは、赤ちゃんの体型に合っているかどうかです。Lサイズになると、赤ちゃんによって「太ももがむっちりしている子」や「お腹周りがすっきりしている子」など、体型の個人差が顕著になります。まずは、パンパースとメリーズの形状の違いから見ていきましょう。
パンパースのLサイズ(特にさらさらケア)の最大の特徴は、その圧倒的なスリムさにあります。おむつ自体が非常に薄く作られているため、お洋服を着たときでもお尻周りがモコモコしにくいのが魅力です。
形状は縦に長く、全体的にコンパクトな作りになっています。そのため、細身の赤ちゃんやお腹周りがすっきりしている子にフィットしやすい傾向があります。股下の幅も絞られているため、歩き始めた赤ちゃんの足の動きを邪魔しません。
また、パンパースのウエスト部分は伸縮性が非常に高く、体にぴったりと沿うように設計されています。アクティブに動き回る時期でもズレにくく、スポーツウェアのような感覚で着用できるのがパンパースの強みと言えるでしょう。
パンパースがおすすめの赤ちゃん
・全体的に体型がスリムな子
・お洋服のシルエットをすっきり見せたい場合
・活発に動き回るので、ズレにくさを重視したいとき
メリーズのLサイズは、パンパースと比較すると全体的にゆとりを持たせた設計になっています。特にお尻周りや太もも部分に余裕があり、丸みのある赤ちゃんの体型を優しく包み込んでくれます。
メリーズの最大の特徴は、ウエスト部分の「空気のトンネル」構造です。締め付けすぎないのにしっかり止まる独自の設計で、お腹がぽっこりしている赤ちゃんでも苦しくなりにくいのが嬉しいポイントです。素材も非常に柔らかく、手に取った瞬間にふわふわとした質感を感じられます。
太もも周りのギャザーもゆったりとしているため、食い込みにくいのが特徴です。ムチムチとした可愛らしい脚の赤ちゃんには、メリーズの方が跡がつきにくく、快適に過ごせることが多いでしょう。
メリーズがおすすめの赤ちゃん
・お腹周りや太ももがムチムチしている子
・締め付けによる赤みや跡が気になる場合
・ふんわりとした柔らかい肌触りを優先したいとき
パンパースとメリーズを並べて比較すると、股上の深さにも違いが見られます。メリーズは股上がやや深めで、おへその上までしっかりと覆ってくれる安心感があります。一方、パンパースはやや浅めの作りですが、その分ウエストのゴムがしっかりと固定してくれます。
足回りのカットについては、パンパースは「ハイレグ」のような形状になっており、脚の付け根を自由に動かせるようになっています。対してメリーズは、足回りを「面」で支えるような幅広のギャザーが特徴的で、隙間漏れを防ぐ工夫が凝らされています。
このカットの違いにより、同じLサイズでも「パンパースだとお股が窮屈そう」と感じたり、「メリーズだとウエストがゆるすぎる」と感じたりすることがあります。赤ちゃんの成長段階やその時の体型に合わせて、数枚試してみるのがベストです。
Lサイズを使う時期になると、一度に出るおしっこの量が増え、夜間の睡眠時間も長くなります。朝まで漏らさず、しっかり吸収してくれるかどうかは、ママやパパの睡眠時間を確保するためにも非常に重要なポイントです。
パンパースといえば、独自の「3つのマジック吸収体」による高い吸収スピードが自慢です。おしっこを素早く分散させて吸収するため、表面がベタつきにくく、最長12時間のさらさら状態を謳っています。実際に使ってみると、おしっこの量が多くてもおむつが重たくなりにくく、さらっとした感触が続くのが分かります。
また、パンパースは独自のポリマー技術により、吸収した水分をしっかり閉じ込める力が強いのも特徴です。赤ちゃんがおむつの上に座ったり、寝返りを打って圧力がかかったりしても、おしっこが逆戻りしにくい設計になっています。これにより、長時間のお出かけや夜寝る時でも、お肌をさらさらに保つことができます。
薄型なのにこれだけの吸収力があるのは、パンパースならではの技術力と言えます。おむつ替えの回数が減る夜間や、移動中の車内などでも安心して使用できる頼もしい存在です。
メリーズの強みは、吸収力だけでなく、その「通気性」にあります。メリーズは「3層エアスルー設計」を採用しており、おしっこをした後の湿気を外へ逃がす能力が非常に高いです。おむつの中のムレを素早く解消してくれるため、お肌のデリケートな赤ちゃんでもかぶれにくいのが大きなメリットです。
吸収体そのものも非常に優秀で、たっぷりのおしっこもしっかりキャッチします。メリーズの吸収面はデコボコとしたシートになっており、これが点でお肌に触れるため、おしっこが広がってもお肌に密着しすぎません。この「隙間」が通気性を高め、さらさら感を維持する秘密です。
特に夏場や、暖房の効いた室内で過ごすことが多い時期には、メリーズの通気性の良さが真価を発揮します。おしっこをした後のおむつを触っても、外側まで湿気が逃げているのが分かるほど、通気機能がしっかりと働いています。
Lサイズになると、赤ちゃんが激しく動くため、足の付け根からの横漏れが心配になります。パンパースのギャザーは、伸縮性が非常に強く、脚のラインにぴたっと密着するのが特徴です。細身の脚でも隙間ができにくいため、隙間漏れを防ぐ力が非常に高いと言えます。
一方のメリーズは、ギャザーが非常に柔らかく、幅が広めに作られています。これにより、太ももが太い赤ちゃんでも優しくフィットし、締め付けることなく漏れを防ぎます。メリーズのギャザーは「面」で止める感覚に近いため、跡がつきにくいのも特徴です。
どちらも優秀な防波堤の役割を果たしていますが、フィットする脚の太さが異なります。パンパースで脚の付け根に跡がつく場合はメリーズを、メリーズで脚周りに隙間ができる場合はパンパースを試してみるのが、漏れ対策の近道です。
漏れを防ぐためのチェックポイント
おむつを履かせた後、ギャザーを外側にしっかりと引き出していますか?内側に折れ曲がっていると、どんなに優秀なおむつでも漏れの原因になります。特にパンパースのような密着型は、指でなぞって整えるひと手間が大切です。
毎日24時間お肌に触れるおむつだからこそ、素材の良さにはこだわりたいですよね。パンパースとメリーズには、それぞれ通常ラインの他に「高級ライン(プレミアムライン)」が存在します。ここでは、素材感と肌への配慮について詳しく見ていきます。
パンパースの高級ラインである「肌へのいちばん」は、シルクのような柔らかさを追求しています。通常版のさらさらケアよりもさらに素材が厳選されており、手に取った瞬間にそのしっとりとした柔らかさに驚くはずです。シアバター配合のローションが配合されているなど、摩擦を軽減する工夫がされています。
対するメリーズの「ファーストプレミアム」は、カシミヤのような上質な肌触りが特徴です。通常版でも十分に柔らかいメリーズですが、ファーストプレミアムはさらにキメが細かく、赤ちゃんの肌を優しく包み込みます。100%植物由来の表面シートを使用しており、環境や肌への優しさを徹底しています。
どちらも非常に高いクオリティですが、パンパースは「しっとり・滑らか」、メリーズは「ふわふわ・さらさら」という質感の違いがあります。お肌の乾燥が気になる子はパンパース、ムレによるかぶれが気になる子はメリーズといった使い分けもおすすめです。
おむつの内側、直接お肌に触れるシートの加工にも違いがあります。メリーズは伝統的に「デコボコシート」を採用しており、これがおしっこやゆるゆるうんちをキャッチして、お肌への付着を最小限に抑えます。Lサイズになると、うんちの量も増えますが、固形に近い状態になるため、このデコボコがクッションの役割を果たしてくれます。
パンパースも「ネット状のシート」を採用しており、水分を素早く吸収体に引き込む構造になっています。パンパースのシートは、どちらかというとサラッとしたメッシュに近い感触で、水分を残さないことに特化しています。
この表面加工の違いにより、おしっこをした後の肌の感覚が変わります。メリーズは空気を含んだ柔らかさを維持し、パンパースはドライな質感を維持するのが得意です。赤ちゃんの肌の反応を見て、相性の良い方を選んであげましょう。
おむつかぶれの原因の多くは「ムレ」と「摩擦」です。パンパースは、独自の薄型設計により、おむつ全体の通気性を確保しつつ、体にフィットさせることで摩擦を減らしています。おむつの中で赤ちゃんが動いても、シートがズレにくいのが強みです。
メリーズは、前述の「空気のトンネル」構造により、特にお腹周りや背中側のムレを防ぐ力が非常に強いです。汗をかきやすい赤ちゃんや、おむつのウエストラインに沿って赤くなりやすい子にとって、この通気性は非常に大きな助けとなります。
もし今使っているおむつでお肌が荒れてしまう場合は、吸収の早さを重視するか、通気の良さを重視するか、逆のタイプを試してみる価値があります。Lサイズは動く量が増えるため、これまで大丈夫だった子でも、サイズアップを機にお肌の状態が変わることがあります。
おむつかぶれが起きたら?
おむつを替える際に、おしり拭きでこすりすぎないことが大切です。可能であれば、ぬるま湯で洗い流したり、乾いたタオルで優しく水分を吸い取ったりしてから、新しいおむつを履かせるようにしましょう。また、完全に乾いてからおむつを履かせるだけでも、予防効果があります。
おむつは赤ちゃんだけでなく、毎日何度も取り替えるママやパパにとっても使いやすいものであるべきです。おしっこサインの分かりやすさや、おむつ替えのしやすさなど、実用的な側面から比較してみましょう。
おしっこを知らせるラインは、どちらも黄色から青(または緑)に変わるタイプです。パンパースのサインは、おむつの中心に1本すっと通っています。線がはっきりしており、おむつの外側からでも色が変化したことが非常に分かりやすいのが特徴です。
一方、メリーズのおしっこサインは、3本のラインが入っています。これにより、おしっこが前の方で出たのか、後ろの方で出たのかが把握しやすくなっています。メリーズのサインはやや色が優しめですが、おむつがふんわりしている分、膨らみと合わせて確認することができます。
夜間の暗い部屋でおむつチェックをする際などは、パンパースのコントラストがはっきりしたサインの方が、個人的には見やすく感じることが多いかもしれません。しかし、どちらも十分に実用的なレベルであり、不便を感じることはないでしょう。
Lサイズになると、多くの家庭でパンツタイプが主流になります。パンパースのパンツタイプは、サイドが手で切りやすくなっており、脱がせる時のストレスがありません。また、使用後の処理テープが非常に長く、たっぷりのおしっこで膨らんだおむつも、しっかり小さく丸めることができます。
メリーズのパンツタイプも、サイドの破りやすさは良好です。メリーズの処理テープは、一般的におむつの背中側に付いており、こちらも安定した粘着力があります。メリーズは素材が柔らかいため、丸めた時に少しふわっとしてしまいがちですが、処理に困るほどではありません。
注目したいのは「履かせやすさ」です。パンパースは伸縮性が高いため、シュッと足を通して引き上げるのがスムーズです。メリーズはウエストがよく伸びるため、足をバタバタさせる赤ちゃんの足を捉えやすく、お腹まで一気に引き上げやすいというメリットがあります。
パンパースは1枚1枚が非常に薄いため、パッケージ自体も非常にコンパクトです。同じ枚数が入っていても、メリーズのパッケージよりも一回り小さく見えることもあります。収納スペースが限られている場合や、ストックをたくさん置いておきたい場合には、パンパースのコンパクトさは大きな利点です。
お出かけの際も、パンパースであればおむつポーチに数枚多めに入れることができます。メリーズはふんわりしている分、どうしてもおむつポーチの中でかさばりやすい傾向があります。そのため、荷物を少しでも減らしたいママには、パンパースが好まれることが多いようです。
ただ、おむつそのものが大きいメリーズは、おむつ替えの際に「前後が分かりやすい」という安心感があります。忙しい朝やお出かけ先で、慌てて履かせようとした時に、ゆとりのあるメリーズの方が扱いやすく感じる場面もあるでしょう。
Lサイズになると、SサイズやMサイズに比べて1パックあたりの枚数がぐっと減ります。毎日何枚も使う消耗品だからこそ、1枚あたりの単価は家計に大きく響きますよね。ここでは、パンパースとメリーズのコストパフォーマンスについて考察します。
一般的に、同じような価格で販売されている場合、パンパースの方が1パックあたりの枚数がわずかに多い傾向があります。例えば、スーパーやドラッグストアの通常パックを比較すると、パンパースLサイズが40〜50枚前後に対し、メリーズも同程度か、あるいは数枚少ないことがあります。
| 比較項目 | パンパース(さらさらケア) | メリーズ(エアスルー) |
|---|---|---|
| 1枚あたりの単価 | 比較的安価(セールが多い) | 標準的〜やや高め |
| 1パックの枚数 | 多い傾向にある | 標準的 |
| コスパ満足度 | 高い(薄さの割に吸収が良い) | 高い(肌への優しさ重視派) |
パンパースは定期的に「増量キャンペーン」を行っていることが多く、1枚あたりの単価が非常に安くなるタイミングがあります。一方のメリーズは、大幅な値崩れをすることが少なく、価格が安定しているのが特徴です。肌質が合っているのであれば、セールのタイミングを狙ってパンパースをまとめ買いするのが、最も経済的と言えそうです。
おむつを最も安く購入する方法の一つが、Amazonや楽天などのネット通販でのまとめ買いです。Amazonの定期おトク便を利用すると、通常価格から15%オフで購入できることが多く、玄関まで届けてくれるため、重い荷物を運ぶ手間も省けます。
パンパースはAmazonでの割引率が高くなるクーポンが頻繁に発行されており、驚くほど安く購入できることがあります。楽天では、ポイント還元率が高まるセール(お買い物マラソンなど)を狙って、実質価格を下げる方法が主流です。
メリーズも同様にネット通販が便利ですが、こちらは「まとめ買いボックス」の販売が充実しており、店舗で購入するよりもずっと安く手に入ることがあります。Lサイズは使用期間が長いため、1箱単位でストックしておいても無駄になることは少ないでしょう。
ドラッグストアのポイントデーや、大型スーパーの感謝デーなども見逃せません。特売日にはパンパースとメリーズが並んで安売りされることが多いですが、この時にどちらを選ぶかは、やはり「赤ちゃんの体型」と「お肌の状態」を最優先してください。
安さだけで選んで、サイズが合わず「漏れ」が多発してしまっては、お洋服の洗濯代やシーツを洗う手間、そしておむつの無駄打ちに繋がり、結果的に高くついてしまうことがあります。もし両方のブランドが同じ価格であれば、まずは今の赤ちゃんの体型にしっくりきている方を選びましょう。
また、Lサイズへの移行直後は、まだMサイズでもいけるかもしれないという「中間の時期」があります。もし予算を抑えたいのであれば、パンパースのMサイズは他社より大きめなので、ギリギリまでパンパースのMを使い、完全にきつくなってからLサイズへ移行するというテクニックもあります。
家計を守る賢い買い方
おむつの単価計算は、必ず「販売価格 ÷ 枚数」で行いましょう。一見安く見えても、中の枚数が少ない場合があります。最近は原材料費の高騰で枚数が減っていることもあるため、購入前のチェックが欠かせません。
ここまで、パンパースとメリーズのLサイズについて、様々な角度から比較してきました。最終的にどちらを選ぶべきか、要点をまとめます。
パンパースのLサイズは、スリムで吸収力に優れ、活発に動き回る細身〜標準体型の赤ちゃんに最適です。1枚あたりのコストパフォーマンスも高く、外出時や夜間の長時間使用でも頼りになります。お洋服のシルエットを崩したくない、荷物をコンパクトにしたいというママやパパに強く支持されています。
一方、メリーズのLサイズは、圧倒的な柔らかさと通気性を誇り、ムチムチ体型の赤ちゃんを優しく包み込んでくれます。お腹周りや太ももへの締め付けが気になる場合や、お肌がデリケートでムレやかぶれを避けたい場合に、これ以上の選択肢はありません。ふわふわの触り心地は、赤ちゃんにとってもリラックスできる環境を提供してくれます。
結局のところ、どちらが「正解」ということはありません。赤ちゃんは一人ひとり、お腹の出具合も太ももの太さも、お肌の強さも異なります。まずは1パックずつ試してみて、朝起きた時に漏れていないか、脚にゴムの跡が強く残っていないかを確認してみてください。
3歳頃まで続くおむつ生活。Lサイズはその中でも最も長く付き合うパートナーになります。赤ちゃんの成長と個性にぴったりの1枚を見つけて、親子で笑顔の毎日を過ごしてくださいね。