2歳になると食べられるものの幅がぐっと広がりますが、外食となると「結局いつもうどんになってしまう」というお悩みも多いものです。うどんは確かに安心ですが、たまには違うものを食べさせてあげたい、親も好きな料理を一緒に楽しみたいですよね。
この記事では、2歳児が外食で食べられるうどん以外のメニューを具体的に紹介します。お店選びのコツや栄養面の注意点、持って行くと便利なアイテムまで、パパ・ママの不安を解消する情報をやさしくお伝えします。外食が家族みんなにとって楽しい時間になるよう、ぜひ参考にしてください。
うどんは柔らかくて食べやすいですが、毎回同じだと栄養の偏りや飽きが心配になります。2歳児の咀嚼(そしゃく)力や消化能力を考えると、うどん以外にも挑戦できるメニューは意外とたくさんあります。
多くのファミリーレストランで用意されているキッズカレーは、スパイスが控えめで野菜が溶け込んでいるものが多く、2歳児でも安心して食べられます。カレーは子供にとって親しみやすい味付けであり、ご飯と一緒にパクパク食べてくれる頼もしい存在です。
また、オムライスも卵が柔らかく調理されていれば、2歳児にとって非常に食べやすいメニューの一つです。中のケチャップライスに細かく刻んだ野菜が入っていることも多く、一皿で炭水化物とタンパク質、少量の野菜を摂取できる点も魅力といえます。
ただし、お店によっては味が濃い場合があるため、初めて食べる時は大人が一口味見をして、必要であれば白ごはんを混ぜて調整してあげると良いでしょう。オムライスの上にかかっているケチャップの量にも気をつけて、多すぎる場合は少し除いてあげてください。
2歳児は奥歯が生え揃いつつある時期ですが、まだ硬いお肉を噛み切るのは難しいことがあります。その点、ひき肉料理であるハンバーグやミートボールは柔らかく、スプーンやフォークで簡単に小さくできるため、外食先でも重宝するメインディッシュです。
多くのキッズプレートには小ぶりのハンバーグが含まれており、子供も大人と同じような「お肉料理」を食べている満足感を得られます。デミグラスソースや照り焼きソースが濃いと感じる場合は、ソースがかかっていない部分を選んであげるか、表面のソースを軽く拭き取ってあげましょう。
また、ハンバーグと一緒に添えられている温野菜やポテトも、柔らかく調理されていれば2歳児の食事として優秀です。お肉のタンパク質をしっかり摂らせつつ、付け合わせのブロッコリーやニンジンで彩りと栄養をプラスできるのが嬉しいポイントです。
お米をあまり食べてくれない時や、子供が自分で自由に食べたがっている時は、パンやパンケーキがおすすめです。ファミリーレストランやカフェでは、低糖質や子供向けのシンプルなパンケーキを提供しているところが増えています。
パンケーキは柔らかく、手づかみでもフォークでも食べやすいのがメリットです。シロップやホイップクリームがたっぷり添えられている場合は、2歳児には甘すぎるため、何もついていない部分をカットして与えるか、フルーツと一緒に食べさせるなどの工夫をしてください。
また、サンドイッチも具材を選べば2歳児の立派な食事になります。たまごサラダやツナ、薄く切ったハムなどが入ったものなら、噛み切りやすく満足感もあります。パンの耳が硬くて食べにくい場合は、耳だけ切り落としてあげると、喉に詰まらせる心配も少なくなります。
和食屋さんや回転寿司で「うどん以外」を探すなら、茶碗蒸しは外せない選択肢です。卵とだしで作られた茶碗蒸しはプリンのような食感で、食欲が落ちている時や、野菜を嫌がる時でもスムーズに口に運んでくれることが多いメニューです。
茶碗蒸しには銀杏や椎茸、エビなどの具材が入っていますが、これらは細かく刻んであげれば2歳児でも食べられます。特にだしの旨味がしっかり効いているため、塩分控えめでも子供が美味しく感じやすいという利点があります。ただし、中に入っている具材の誤飲には十分注意してください。
また、炊き込みご飯や五目ご飯も、野菜や鶏肉が細かく入っていて柔らかく炊き上げられているため、取り分けメニューとして優秀です。白いご飯よりも味がついている分、飽きずに食べてくれることが多いでしょう。おにぎりにしてあげれば、手づかみで意欲的に食べてくれるはずです。
【メニュー選びのヒント】
2歳児の食事は「柔らかさ」と「味の濃さ」がポイントです。初めてのお店では、まず大人が味見をして、ソースを避ける、お湯や水で薄めるなどの調整をすると、うどん以外のレパートリーがぐんと広がりますよ。
2歳児を連れての外食は、メニューの内容だけでなく「お店の環境」も非常に重要です。子供が食べられるものが多く、かつ周囲を気にしすぎずに過ごせるお店を知っておくと、外食のハードルが下がります。
回転寿司は、実は2歳児との外食に最もおすすめなジャンルの一つです。お寿司屋さんでありながら、サイドメニューが非常に豊富で、うどん以外の選択肢が驚くほどたくさん用意されています。
具体的には、納豆巻きやたまご、ツナマヨ軍艦などは、生ものが食べられない2歳児でも安心して食べられる定番です。さらに、多くのチェーン店ではフライドポテト、コーンスープ、茶碗蒸し、さらにはミニカレーやハンバーグのお寿司まで揃っています。
回転寿司の良さは、注文してから届くまでが非常にスピーディーである点です。じっとしていられない2歳児にとって、待ち時間が短いことは大きなメリットになります。また、新幹線などが運んできてくれる演出があるお店なら、子供も飽きずに食事を楽しめます。
ファミリーレストランは、文字通り家族連れをターゲットにしているため、子供向けの設備やメニューが最も充実しています。アンパンマンなどのキャラクターとコラボしたプレートや、栄養バランスを考えた低アレルゲンメニューなどが用意されているのも安心感があります。
多くのファミレスでは、キッズメニューとして「パンケーキ」「オムライス」「ハンバーグ」「カレー」などが網羅されています。これなら、うどんに飽きてしまった子供でも、その日の気分に合わせて好きなものを選べます。
また、ドリンクバーやスープバーがあるお店なら、コーンスープを冷まして飲ませたり、野菜を細かく刻んでスープに混ぜたりといったアレンジも可能です。離乳食の持ち込みを許可しているお店も多いため、下の子がいる場合でも利用しやすいのが特徴です。
定食屋さんや和食チェーン店は、栄養バランスが気になるママ・パパにぴったりの場所です。単品メニューやご飯のセットがあるお店なら、大人のメニューから健康的なおかずを取り分けてあげることができます。
特におすすめなのが、焼き魚の身をほぐしたものや、味噌汁の具材、冷奴などの豆腐料理です。これらは家庭の味に近く、余計な添加物や油分を抑えやすいため、2歳児の体にも優しい選択となります。ご飯を大盛りにしたり、追加の白ごはんを注文したりして、おかずをシェアすれば十分な食事になります。
また、和食のお店は「お座敷」や「個室」がある確率が高いため、小さな子供が多少動いても安心です。靴を脱いでリラックスできる環境なら、子供も落ち着いて食事に向き合ってくれるかもしれません。
パスタやピザが中心のイタリアンレストランも、2歳児が食べられるものが多いお店です。特にショートパスタ(マカロニやペンネ)はフォークで刺しやすく、麺をすするのが苦手な子供でも上手に食べられます。
ピザは、チーズやトマトソースのシンプルなものを選び、小さくカットしてあげれば手づかみで楽しく食べられます。フォカッチャのような柔らかいパンを提供しているお店も多く、スープと一緒に食べさせるのもおすすめです。
イタリアンチェーン店は店内が賑やかなことが多く、子供が少し大きな声を出しても目立ちにくいという心理的なメリットもあります。ただし、サイゼリヤなどのカジュアルな店舗では、パスタの塩分や唐辛子(タカノツメ)の有無に注意して、注文時に「辛み抜き」をお願いすると安心です。
【お店選びのチェックリスト】
・キッズメニューにうどん以外の選択肢があるか
・子供用の椅子や食器が完備されているか
・店内の騒音レベルが、子供の声を受け入れてくれそうか
・提供スピードが早く、子供を待たせずに済むか
せっかくの外食を楽しい思い出にするためには、事前の下調べと、当日の振る舞いが鍵となります。2歳児ならではの行動を予測して、親子ともにストレスを最小限に抑えるためのポイントを解説します。
お店に到着してから「子供が座れる席がない!」と慌てるのを防ぐために、事前にネットや電話で座席タイプを確認しましょう。2歳児の場合、ベルト付きのベビーチェアがあるか、または小上がりのお座敷があるお店が理想的です。
テーブル席で大人と同じ椅子に座らせる場合、高さが足りなかったり、子供が隙間から落ちてしまったりする危険があります。背もたれがあるタイプのベビーチェアがあれば、子供もしっかりとした姿勢で食事に集中できます。
お座敷があるお店なら、子供が多少足を動かしても周囲にぶつかる心配が少なく、親もゆっくりと食事を楽しめます。ただし、お座敷でも隣の席との距離が近い場合は、子供が境界線を越えないよう注意深く見守る必要があります。
2歳児にとって「何もせずに待つこと」は非常に難易度が高いミッションです。注文してから料理が出てくるまでの時間が長いと、お腹が空いてぐずりだしたり、お店の中を歩き回りたくなったりしてしまいます。
可能であれば、回転率の良いお店や、混雑時間を避けた早めのランチタイムなどを狙うのがベストです。また、料理が出てくるまでのつなぎとして、すぐに提供される「冷奴」や「枝豆(豆は小さくカット)」などのサイドメニューを先に注文しておくのも一つのテクニックです。
待ち時間を乗り切るために、お気に入りのシールブックやミニカー、音の出ない知育玩具などを持参するのも良いでしょう。お店の環境に頼りすぎず、親子で一緒に遊べるツールを用意しておくことで、食事前の時間を平穏に過ごせます。
子連れ歓迎のお店であっても、公共の場であることに変わりはありません。2歳児に完璧なマナーを求めるのは無理がありますが、周囲への最低限の配慮を忘れないようにしたいものです。
例えば、子供が大きな声を出し続けてしまったり、泣き止まなかったりする場合は、一度お店の外に出てリフレッシュさせる判断も必要です。また、食べこぼしが激しい時期ですので、足元に新聞紙を敷く(許可を得て)か、食後にテーブルの下をサッと拭くといった配慮があると、お店側からも快く受け入れられます。
スマホやタブレットで動画を見せる場合は、音量を最小限にするか、イヤホンを使用するなどの配慮をしましょう。マナーを守って利用することで、次にそのお店を訪れる際も気持ちよく迎え入れてもらえるはずです。
【ママの知恵袋】
外食中に子供が騒ぎ始めたら、無理に座らせ続けようとせず「ちょっとお外の空気吸いに行こうか」と場所を変えてみるのが一番の近道です。親の焦りは子供に伝染するので、落ち着いて対応しましょう。
外食の料理は、大人に合わせて作られているため、2歳児にとっては塩分や油分が過剰になりがちです。健康面での不安を解消し、安全に食事を楽しむための具体的な工夫をご紹介します。
キッズメニューに満足なものがない場合、大人の定食や単品メニューから取り分けることが多くなります。その際、最も気をつけたいのが「味付け」です。特にソースやタレがたっぷりかかったものは、2歳児には味が濃すぎます。
例えば、煮物なら中まで味が染みているため、お湯や温かいお茶で表面の塩分を洗い流してから与えるのが効果的です。焼き魚なら皮に近い部分は塩気が強いため、中心部の身だけをほぐしてあげましょう。また、サラダのドレッシングも別添えでお願いするか、かかっていない部分を分けるのが賢明です。
汁物を与えるときは、カップに半分ほどお湯を足して薄めるだけでも、塩分摂取量を大幅にカットできます。大人の半分以下の味付けを意識することで、2歳児の未熟な腎臓への負担を減らすことができます。
2歳児の1日の塩分摂取目安量は3.0g未満とされていますが、外食のキッズカレー1食でその大半を摂取してしまうこともあります。これを防ぐために、副菜の選び方を工夫しましょう。
フライドポテトを注文する際は「塩なし」でお願いするのが鉄則です。多くのチェーン店では対応してくれます。また、揚げ物はキッチンペーパーを持参しておき、表面の油を軽く吸い取るだけでも脂質の過剰摂取を抑えられます。衣が厚い場合は、衣を剥がして中身だけを与えるのも良い方法です。
野菜が不足しがちな外食では、サイドメニューの温野菜や、スープの具材を意識的に多めに与えるようにしましょう。お米を食べるなら、チャーハンや炊き込みご飯よりも、シンプルな白ごはんの方が塩分をコントロールしやすくおすすめです。
2歳児の外食で最も怖い事故の一つが、食べ物の誤飲や喉詰まりです。外食の具材は大人サイズで提供されるため、必ず親が食べやすい大きさにカットしてあげる必要があります。
特に気をつけたいのが、プチトマト、うずらの卵、ブドウ、ソーセージなどの丸くて弾力がある食材です。これらはそのまま飲み込んでしまうと窒息の恐れがあるため、必ず4等分以上にカットして提供しましょう。また、お肉の繊維や硬い野菜も、奥歯で噛み砕けるサイズ(1cm角程度)にするのが目安です。
食事中は、子供が歩き回ったり、笑い転げたりしながら食べないよう、しっかりと座らせて見守ることも大切です。「よく噛んでね」と声をかけながら、一口の量を少なめにしてあげることで、安全な食事環境を整えられます。
【豆知識】2歳児の塩分目標量
厚生労働省の基準では、1〜2歳の塩分摂取目標は1日3.0g未満です。外食のラーメンやカレーは1杯でこれを上回ることが多いため、前後の食事(朝食や夕食)を薄味にして調整するのがポイントです。
準備万端で挑む外食は、親の心の余裕に直結します。2歳児との外食を劇的に楽にしてくれる、カバンに忍ばせておきたい「神器」ともいえるアイテムたちを紹介します。
2歳児は自分で食べたがりますが、まだまだこぼしてしまうもの。外食先で服を汚してしまうと、その後の予定が台無しになってしまいます。そこで活躍するのが、使い捨てタイプやシリコン製のお食事エプロンです。
使い捨てエプロンは、食後にそのまま捨てられるため、汚れたものを持ち歩くストレスがありません。特に防水加工がされているものを選べば、汁物や飲み物をこぼしても安心です。ポケット付きのタイプなら、床への食べこぼしも最小限に抑えられます。
シリコン製のエプロンは、しっかりとしたポケットが食べこぼしをキャッチしてくれるため、ズボンを汚す確率がぐんと下がります。除菌シートでサッと拭けば再利用できるため、旅行などの長期外出にも向いています。
外食メニューを2歳児サイズに加工するために、フードカッター(キッチンバサミ)は必須アイテムです。お店から借りることもできますが、自前のものを持っていれば、料理が届いた瞬間にサッとカットしてあげられます。
特におすすめなのは、分解して洗えるプラスチック製や、キャップ付きのステンレス製ハサミです。お肉だけでなく、ピザの耳や長いパスタ、野菜の芯なども面白いほど簡単に切ることができます。これがあれば、うどん以外のどんなメニューでも、瞬時に「幼児食」に変身させられます。
最近では、ケース付きでコンパクトに持ち運べるものが多く販売されています。これをカバンに入れておくだけで、どんなお店に入っても「何とか食べさせられる」という安心感を得ることができます。
食事そのものよりも大変なのが「料理を待っている時間」と「大人が食べている間」の子供の暇つぶしです。ここで活躍するのが、子供が集中して遊べる小さなおもちゃ類です。
シールブックは音が鳴らず、場所も取らないため、外食時の暇つぶしに最適です。1枚ずつ貼る作業は手先の運動にもなり、2歳児なら夢中になって取り組んでくれるでしょう。また、小さなホワイトボードとお絵かきペンも、何度でも描き直せるため長時間楽しめます。
ただし、おもちゃを床に落としてしまったり、他のお客さんの迷惑になったりしないよう、親が一緒に遊んであげるスタンスが大切です。もしどうしても飽きてしまった時のために、お気に入りの手遊び歌や、最終手段としての動画コンテンツも用意しておくと、いざという時に救われます。
| アイテム名 | メリット | 持ち歩きのコツ |
|---|---|---|
| 使い捨てエプロン | 帰りの荷物が減り、衛生的 | ジップ袋に数枚入れて予備を持つ |
| フードカッター | どんな料理も即座に幼児食用にカット可 | キャップ付きの小型タイプを選ぶ |
| シールブック | 音がせず、子供の集中力が続く | 100円ショップの薄いもので十分 |
| 除菌ウェットティッシュ | 手やテーブルの汚れを瞬時に清掃 | 厚手のアルコールフリーがおすすめ |
2歳児との外食は、うどん以外のメニューに目を向けることで、家族全員の選択肢がぐっと広がります。カレーやハンバーグ、オムライスといった定番メニューから、回転寿司のサイドメニューや和食の取り分けまで、工夫次第で楽しめる料理はたくさんあります。
大切なのは、「柔らかさ」「塩分」「サイズ感」の3点に気をつけることです。大人の料理を少し薄めたり、小さくカットしたりするひと手間で、外食は子供にとって新しい味を知る素晴らしい経験の場になります。また、お食事エプロンやフードカッターなどの便利グッズを活用すれば、パパ・ママの負担も大幅に軽減されるでしょう。
外食は単に空腹を満たすだけでなく、家族で「美味しいね」と笑い合う大切なコミュニケーションの時間です。完璧なマナーや栄養バランスにこだわりすぎず、その時々の状況を楽しみながら、うどん以外の新しいお気に入りメニューをぜひ見つけてみてください。今回ご紹介したポイントを参考に、次のお休みは新しいお店へ親子で足を運んでみてはいかがでしょうか。